あさみちゆきが15周年コンサート開催「“今”を大切に一生懸命歌う」

井の頭公園で路上ライブを行っていることから「井の頭公園の歌姫」と呼ばれている、あさみちゆきが11月24日、東京・渋谷区総合文化センター大和田4Fさくらホールにてデビュー15周年を記念したコンサート＜あさみのうた2017＞を開催した。

第1部はデビュー曲「紙ふうせん」からスタート。シングル曲から15曲を発売順に披露し、バックにはジャケット写真が映し出され、客席からは当時を懐かしむ声もあった。本番前の取材では「皆さんがいてくださるから、こうやって歌わせていただいています。今日は感謝の想いを込めて歌わせていただきます」と感謝の気持ちを語ったあさみは、オープニングから心の中で号泣していたそうだ。第1部最後は最新シングル「四畳半の蝉」を歌唱。同曲について「真っ暗な曲なんですが、つらいとか悲しいとというのは、今をひたむきに生きているからこそ。明日から頑張るから、今だけは泣かせて…という曲だと思っている。生きているといろんなことがある。真っ暗な中にも、光を見出してもらえる、そんな歌に育てていきたい」とコメントした。

第2部は「ちゆきの夢は夜ひらく」からスタート。自身が作詞を担当した「こころのうた」、同じく作曲を担当した「いとし子よ」も披露。そして15周年記念シングル第1弾「出さない手紙を書いてます」では作詞を手掛けた喜多條忠と作曲を手掛けた岡千秋がコンサート開催のお祝いに駆け付けた。岡千秋とは名曲「浪花恋しぐれ」をデュエットで披露し、会場が大いに沸いた。そして、自身の代表曲でもある「鮨屋で…」「青春のたまり場」でコンサート本編が締めくくられた。

アンコールでは「新橋二丁目七番地」「ふるさとの木の下で…」の2曲を披露し、会場が一体となった。15年を振り返りあさみは、「あっという間の15年。歌を歌ってなければ出逢わなかった人たちにたくさん出会えた。本当に感謝しかない。今を一生懸命歌う、今を一生懸命生きる。この先…というよりは、今を、このステージが最後になるかもしれない、という想いを持ってステージにあがっている。これからも“今”を大切にしながら、歌を届けていきたい」と、これからも一歩一歩、歌い続けていくことを誓い、アンコールを含めてこれまでリリースした全シングル20曲含む全26曲を披露した。

＜あさみのうた2017＞

2017年11月24日（金）＠東京・渋谷区総合文化センター大和田4Fさくらホール
[ セットリスト ]
第1部
1. 紙ふうせん
2. 港のカラス
3. 井の頭線
4. 砂漠の子守唄
5. 聖橋で
6. あさがお
7. おもいで写真館
8. 黄昏シネマ
9. 秋櫻の頃
10. 木枯らし一号
11. 愛染桜
12. お月さんとおりゃんせ
13. 月猫
14. かすみ草エレジー
15. 四畳半の蝉
第2部
1. ちゆきの夢は夜ひらく
2. 井の頭公園
3. 神保町
4. こころのうた
5. いとし子よ
6. 出さない手紙を書いてます
7. 浪花恋しぐれ（原曲：都はるみ・岡千秋）
8. 鮨屋で…
9. 青春のたまり場
アンコール
10. 新橋二丁目七番地
11. ふるさとの木の下で…

シングル『四畳半の蝉』

2017年11月15日発売
CD：TECA-13805 / 1,204円+税
CD+DVD：TECA-15806 / 1,389円+税
[ 収録楽曲 ]
1. 四畳半の蝉（第50回日本作詩大賞新人賞・最優秀作品賞受賞作品）
2. 神保町（第50回日本作詩大賞新人賞・優秀作品賞受賞作品）
3. 四畳半の蝉（オリジナル・カラオケ）
4. 神保町（オリジナル・カラオケ）
[ DVD収録楽曲 ]
1. 四畳半の蝉・ミュージックビデオ
2. 特典映像・メイキング

＜あさみ ちゆき 新曲「四畳半の蝉」発売記念キャンペーン＞

11月30日（木）12時30分～　茨城・楽園堂
11月30日（木）15時30分～　茨城・岩崎電気
12月6日（水）12時00分～　東京・セキネ楽器店
12月6日（水）14時00分～　東京・天盛堂
12月6日（水）16時00分～　東京・音のヨーロー堂
12月7日（木）12時00分～　東京・鈴木楽器店

◆あさみちゆき オフィシャルサイト